こんにちは
札幌円山パーソナルジム&整体 Physio Gym Growの岩部です。
「メタボ(メタボリックシンドローム)」が健康に悪いとは聞くものの、具体的にどのようなリスクがあるのか気になりませんか?実は、メタボは脳梗塞の発症リスクを大幅に高める要因の一つです。この記事では、メタボと脳梗塞の関連、リスクを減らす方法、そして運動の重要性について詳しく解説します。
メタボのリスク
1. メタボとは?
(1) メタボリックシンドロームの定義
メタボとは、内臓脂肪型肥満に加え、高血圧、脂質異常、高血糖のいずれか2つ以上を併発した状態を指します。
これらは、血管に負担をかけ、さまざまな生活習慣病のリスクを高めます。
日本のメタボリックシンドロームの診断基準は以下の通りです:
- 内臓脂肪の蓄積(必須)
- ウエスト周囲径:男性85cm以上、女性90cm以上
- ウエスト周囲径:男性85cm以上、女性90cm以上
- 以下の3項目のうち2つ以上に該当
- 脂質異常:中性脂肪150mg/dl以上 または HDLコレステロール40mg/dl未満
- 高血圧:最高血圧130mmHg以上 または 最低血圧85mmHg以上
- 高血糖:空腹時血糖110mg/dl以上 または HbA1c 5.5%以上
(2) 内臓脂肪の影響
内臓脂肪が増えると、以下のような悪影響が出ます:
- 血圧が上昇しやすくなる
- 動脈硬化が進行
- 血糖値のコントロールが難しくなる
これらが重なり、血管の健康が損なわれ、脳梗塞のリスクが増加します。
2. メタボと脳梗塞の関連性
(1) 動脈硬化の進行
メタボによって動脈硬化が進むと、血管内にプラーク(脂質の塊)が形成され、血流が滞りやすくなります。
このプラークが剥がれたり破裂したりすると、血管が詰まり脳梗塞が発生します。
(2) 血栓ができやすくなる
メタボによる高血糖や高血圧は、血液をドロドロにし、血栓(血の塊)ができやすくなります。
この血栓が脳の血管に詰まると脳梗塞が起こります。
(3) 数値で見るリスク
- メタボの人は、正常体重の人に比べて脳梗塞のリスクが約2倍に増加するとされています。
- 高血圧や脂質異常、高血糖が重なることでリスクはさらに上昇します。
3. 脳梗塞リスクを減らすための運動の重要性
(1) 運動の効果
定期的な運動は、以下のような効果で脳梗塞のリスクを大幅に減らします:
- 血圧を下げる:有酸素運動は高血圧の改善に効果的。
- 血糖値を安定させる:筋トレや有酸素運動によりインスリン感受性が向上。
- 血中脂質を改善:脂肪をエネルギーとして燃焼させることでコレステロールを下げる。
運動により血管の若返りや血管へのダメージが改善されます。
(2) おすすめの運動方法
- ウォーキング
- 1日30分、週に5回程度。
- ゆっくりしたペースから始め、徐々に速度を上げる。
- 筋力トレーニング
- 下半身を鍛えるスクワットやふくらはぎのエクササイズが効果的。
- 週2~3回を目安に行う。
- ストレッチやヨガ
- 血流を良くし、リラックス効果も期待できる。
(3) どのくらい運動すれば良いの?
厚生労働省は2024年1月に、「健康づくりのための身体活動・運動ガイド2023」を発表し、健康維持のための運動推奨量を10年ぶりに改訂しました。主な推奨事項は以下の通りです:
成人の推奨事項
- 1日60分以上(約8000歩相当)の歩行または同程度以上の身体活動
- 週2〜3回の筋力トレーニング
- 週60分以上の息が弾み汗をかく程度の運動
4. 食事と生活習慣の改善もセットで行う
(1) 内臓脂肪を減らす食事法
- 野菜中心の食事:食物繊維を積極的に摂取。
- 高たんぱく低脂肪の食品:鶏むね肉や魚、大豆製品を取り入れる。
- 糖質を控えめに:白米を玄米に置き換えるなどの工夫を。
(2) ストレス管理
ストレスもメタボと脳梗塞のリスクを高めます。ストレスホルモンのコルチゾールが肥満と関係します。
適度な運動や趣味の時間を確保することで、心身の健康を保ちましょう。
(3) 禁煙と節酒
喫煙や過度の飲酒は血管を傷つけ、脳梗塞のリスクを高めます。これを機に生活習慣を見直しましょう。
まとめ
メタボは脳梗塞のリスクを大幅に高める要因の一つです。脳梗塞という大病は運動麻痺を来します。
私は病院で、言葉が出ない、考えていることと別のことを話してしまう、手足の麻痺で生活や仕事がうまくできなくなる。そんな方達をたくさん見てきました。
人は自分に不幸は来ないと思う生き物です。しかし、後悔しても元通りが難しいものです。
みなさん、是非予防を当たり前にしましょう。
”予防は治療に勝る”
これにつきます。
当店について
当店は札幌円山にあるパーソナルジムです。
トレーナーは理学療法士とトレーナー資格と保有しているため安心してサービスを受けていただけると思います。
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